奈良県・十津川村にある玉置神社は、「呼ばれないとたどり着けない」と言われるほど神秘的な場所。
世界遺産・熊野古道の奥深く、標高1,000mを超える山中に鎮座し、日本最古級の歴史を誇る由緒ある神社です。
険しい山道を抜けた先には、樹齢数千年といわれる杉の大樹や、心が洗われるような静けさが待っています。
今回はシエンタでのドライブを通じて、この特別な神社を実際に参拝してきました。
「本当に呼ばれた人しか行けない」と噂される玉置神社の雰囲気を、アクセス方法や参道の様子とあわせてご紹介します。

玉置神社とは?ご利益や歴史を紹介

奈良県十津川村の山深くに鎮座する玉置神社は、標高1,076mの玉置山に位置し、熊野三山の奥宮とも呼ばれる神聖な神社です。
玉置神社の御祭神は、国造りの神である国常立尊(くにのとこたちのみこと)をはじめ、伊弉諾尊・伊弉冉尊、そして熊野三山の主祭神と同じ神々が祀られています。
境内には樹齢3,000年を超えるとされる巨杉が立ち並び、荘厳で神秘的な雰囲気に包まれています。
本殿のほか、玉石社や神代杉といった見どころもあり、参道を歩くだけで心が清められるような感覚を味わえるでしょう。
シエンタで出発!大阪からの道のり

今回の出発地は大阪。シエンタに乗って玉置神社を目指しました。
ルートは阪和自動車道から南阪奈道路を経由し、奈良県五條市へ。その後は国道168号線をひたすら南下していきます。
最後に待ち受けるのは、玉置山登山口から続く狭く急勾配の山道。片側1車線の道幅しかない箇所やカーブも多いため、スピードを抑えて慎重に運転する必要があります。
ただ、シエンタは小回りが利き燃費も良いので、長距離&山道ドライブでも安心感がありました。
約3時間半の道のりを経て到着した玉置神社は、まさに「呼ばれた人しか行けない」と言われるにふさわしい神秘的な雰囲気でした。
玉置神社への山道は要注意!?
さらに天候によっては霧が立ち込め、視界が数十メートル先までしか見えなくなることもあります。
雨の日や冬季は路面が濡れて滑りやすく、チェーン規制がかかる場合もあるため注意が必要です。
カーブが連続するのでスピードを出さず、ライトは早めに点灯することをおすすめします。
今回はシエンタで向かいましたが、コンパクトな車体のおかげで狭い道でも比較的走りやすく感じました。
それでも緊張感のある道のりで、「本当に呼ばれないとたどり着けない」という言葉が現実味を帯びる瞬間でした。
本殿までの道のりとパワースポット


本殿にたどり着くと、古式ゆかしい社殿が姿を現します。
御祭神の国常立尊をはじめとした神々に手を合わせると、ここまでの険しい道のりを乗り越えてきたことも相まって、より一層強いご加護を感じられるはずです。
お守りと“晴れ”に救われた気持ち

参拝の途中、山の天気は移り変わりが激しく、一時は霧や小雨に包まれる場面もありました。
しかし本殿で手を合わせたあとには雲が切れ、まるで祝福するかのように青空が広がった瞬間に出会えました。
「呼ばれた人しか来られない」と言われる玉置神社で、この光景を目にしたとき、胸の奥からじんわりと救われるような気持ちになりました。
旅の途中で天候に恵まれることも、お守りを授かることも、決して当たり前ではありません。
玉置神社に迎えていただいたこと自体がご縁だったのだと実感し、この体験は忘れられないものになりました。
懐かしの給食カフェで揚げパン!
人気メニューはなんといっても揚げパン。
ふわふわのパンに砂糖がまぶされ、かじった瞬間に子どもの頃の記憶がよみがえります。
ほかにもソフト麺やミルメークなど、まさに給食世代にはたまらないラインナップが揃っていました。
残念ながら給食メニューは売り切れでしたが、代わりに揚げパンをテイクアウト。きなこ・ココア・メープルの3種類を購入し、どれも素朴で懐かしい味で大満足でした。
帰りに虹が!最高の締めくくり

長いドライブと参拝を終え、ようやく自宅の近くまで戻ってきたころ。
ふとフロントガラスの先に鮮やかな虹が架かっているのが見えました。
山道の緊張感から解放され、ほっとした気持ちで眺めたその景色は、忘れられないご褒美のようでした。
家路につく車の中で虹を見上げながら、今回の旅全体が導かれたものであったことを改めて実感しました。
玉置神社の神秘と虹の祝福に包まれたこの一日は、きっと忘れることのない特別な思い出になるでしょう。
ドライブや旅行を気軽に楽しむために
「自分も出かけてみたいな」と思った方へ。
宿を予約してのんびり旅行するのも良し、車を持っていない方はカーシェアを使って気軽にドライブするのもおすすめです。無理なく始められる方法で、ぜひ次のお休みに出かけてみてください。
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