ここ数年、中古車の価格は高騰し続け、「欲しいのに手が届かない」と感じた方も多いのではないでしょうか。
しかし2025年に入り、ようやくその流れに変化が。相場が落ち着いてきており、「今なら買いやすいかも?」という声が現実味を帯びてきました。
本記事では、中古車相場の最新動向と、シエンタをお得に手に入れるためのポイントを詳しく解説します。

中古車の価格、最近下がってきてるって本当?
まず結論から言えば、「はい、2025年春以降は下落傾向が見られます」。
2020〜2022年はコロナ禍による新車供給不足で、中古車に需要が集中し価格が高騰。2023〜2024年もその余波が続き、人気車は新車より高く売られる逆転現象すら起こっていました。

しかし2025年に入り、新車の供給が回復しつつあることで、中古車市場も安定。特に3〜5年落ちのミニバンやコンパクトカーを中心に、価格が落ち着き始めています。
なぜ相場が落ち着いてきたのか?3つの背景
2025年に入り、「中古車の価格がようやく下がってきた」という声を聞くようになりました。では実際、どれくらい下がったのでしょうか?
たとえば、シエンタのハイブリッドGグレード(2020年式・3万km台)は、
- 2023年初頭:約190〜200万円
- 2025年春現在:約165〜175万円前後
→ わずか2年で15〜25万円前後の価格差が出ており、車両によってはもっと大きな差が出るケースもあります。
この背景には、次の3つの要因が大きく関係しています。
- ① 新車の供給回復
半導体不足が改善し、トヨタをはじめ各メーカーが計画的な生産を再開。納期の短縮とともに新車購入者が戻り、中古の買い控えが発生。 - ② 中古車在庫の増加
新車購入が進む=下取り車が中古市場へ大量流入。人気のあった軽・コンパクトカーも在庫が潤沢になり、価格競争が発生しています。 - ③ 海外輸出の落ち着き
一時は海外で人気だったアルファードやハイブリッド車の“プレミア価格”も縮小。国内需要向けに回る台数が増え、全体相場を押し下げています。
つまり今は、「欲しい車が見つけやすく」「価格も落ち着いてきた」バランスの取れた狙い目の時期なのです。
シエンタを中古で狙うなら、どの年式・グレードがおすすめ?
シエンタはモデルチェンジを経て複数の世代がありますが、特に中古で狙いやすいのは以下の3タイプです。

- ▶ 2代目(170系:2015〜2022年)
流通台数が多く、価格帯も手頃。ハイブリッドモデルの燃費も良く、選びやすい世代です。注意点としては、年式によっては安全装備が未搭載なモデルもあるので要確認。 - ▶ 現行型(3代目 MXPL系:2022年〜)
まだ高年式ですが、一部リース落ちや早期売却車が市場に出始めています。予算に余裕があれば、先進安全装備や静粛性に優れたこの世代もおすすめです。 - ▶ 旧型(初代10系:〜2010年代前半)
とにかく価格を抑えたい人向け。ただし走行距離や部品の劣化リスクが高いため、購入後のメンテナンス費を含めて考えましょう。
年式に加えて、「Gグレード」や「ファンベースG」などの装備グレードも選ぶポイント。シエンタ購入ガイドでは、初心者でもわかりやすく比較できるよう解説しています。
また、中古で選ぶ際の注意点は「中古シエンタを選ぶときの注意点」にまとめていますので、ぜひ事前に確認しておきましょう。
中古シエンタ探しはここから!おすすめサービス2選
中古車市場が動いている今、希望条件に合ったシエンタを効率よく見つけるには、「ただ検索する」だけでは不十分です。
そこでおすすめしたいのが、プロが在庫情報や非公開車両も含めて提案してくれる専用サービスを活用すること。特に筆者が信頼して紹介できるのは、以下の2つです。

① ガリバーの中古車販売
大手中古車チェーンとして全国にネットワークを持つガリバー。最大の特徴は、一般公開されていない「非公開車両」の提案も受けられる点です。
- 走行距離が短い良質なシエンタを全国の在庫から提案
- 最長10年の手厚い保証つきで購入後も安心
- 来店でもオンラインでも相談可能。遠方の方でも対応OK
「現車を確認してから決めたい」「保証がしっかりした店舗で買いたい」という方に特におすすめです。
② ズバット車販売
ズバットは「希望条件を登録して、あとは待つだけ」という手軽さが魅力の一括提案サービス。価格帯・年式・グレード・走行距離などを設定しておけば、複数の販売業者が条件に合うシエンタを自動で提案してくれます。
- スマホ1つで手軽に情報収集がスタート
- 複数の業者と比較できるから、相場の目安にも◎
- 「とりあえず情報だけ欲しい」人でも気軽に使える
特に忙しい方や「自分で何件も店舗を回れない…」という方におすすめです。店舗に行かずに提案をもらえるのは、想像以上に快適です。
どちらも無料!併用がベストです
ガリバーは在庫提案&保証重視、ズバットは条件登録で受け身で情報収集。この2つは併用することで「広く・深く」探すことができ、相場感もつかみやすくなります。
人気のシエンタは、条件が良ければ即売れすることも珍しくありません。「いいな」と思ったときに行動できるよう、今のうちから登録・比較しておくのが中古車探し成功の鍵です。
後悔しないためのチェックポイントと活用記事まとめ
中古のシエンタを検討する際、「価格」や「年式」だけで決めてしまうと後悔につながることも。以下のようなポイントをしっかりチェックしておくことが大切です。

① 安全装備がしっかり付いているか
トヨタの安全機能「Toyota Safety Sense」は、2018年頃からグレード別に搭載されています。自動ブレーキ・誤発進抑制・レーンキープアシストなど、年式とグレードで内容が異なるため、必ず確認を。
② 内装の傷み・使用感は許容範囲か
中古車は見た目がキレイでも、「天井のたるみ」「シートの擦れ」「ペット臭」「カップホルダーやドアポケットのベタつき」など、細かい使用感に注意が必要です。
写真だけでは判断しづらい部分なので、現車確認ができる販売店か、返品保証がある通販型販売を選ぶと安心です。
③ 保証の有無と内容を必ず確認
「エンジンや電装系が納車後すぐ故障した…」という事例もゼロではありません。ガリバーなど一部大手は最長10年保証があるので、購入時に保証範囲・年数・上限金額を必ずチェックしましょう。
車両本体の安さだけで決めず、「保証込みでの安心感」を重視するのが中古車購入のコツです。
あわせて以下の記事も参考にしてみてください:
まとめ|焦らず選ぶ。でも“今”は確かにチャンス
2025年に入り、中古車市場の相場は緩やかに下がり始めています。とくにシエンタのようなコンパクトミニバンは流通数が多く、選びやすい今がチャンス。

希望条件に合う1台を見逃さないためにも、早めに情報収集を始めることがポイントです。
今回ご紹介した、ガリバーやズバット車販売のようなサービスを上手に使って、ぜひ後悔しない1台を見つけてください。
焦る必要はありませんが、「いい中古車」は早い者勝ちです。後回しにせず、今のうちからチェックしておくことをおすすめします。
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