以前、愛車のフィールダーが急に故障してしまい、緊急で車が必要になったことがありました。そのときに頼ったのが、**近くのタイムズカーシェア**でした。
給油用のカードが車に常備されていたり、洗車すると割引されたりと、「え、自分でガソリン入れるの?」という驚きと便利さを実感したのを覚えています。
ただし、レンタカーでもカーシェアでも、自分の車ではない安心感の違いから、**緊張して乗り心地を気にしながら運転した**のも正直な気持ちでした。
その後、最終的には**シエンタに乗り換えた**のですが、その決断の前に選んだのがカーシェアとレンタカー。それぞれを比較しながら、自分の使い方に合う選択をした体験を、この記事では共有します。
▶ フィルダーからシエンタへの乗り換え体験記はこちら: フィールダー故障からシエンタへ乗り換えた話

まずはレンタカーとカーシェア、基本の違いをチェック
レンタカーとカーシェアはどちらも「車を一時的に借りる」サービスですが、実際にはシステムや使い方が大きく異なります。目的やライフスタイルに合わせて選ぶ必要があるため、ここでしっかり違いを確認しておきましょう。
① 借り方・返し方の違い
- レンタカー:店舗で受付を行い、書類を記入して鍵を受け取るのが一般的。返却時も店舗に戻って手続きをする必要があります。
- カーシェア:スマホアプリから予約し、近くのステーションに停まっている車を自分で解錠・返却。対面のやりとりがなく、時間の自由度が高いのが特徴です。
② 利用時間・料金単位の違い
- レンタカー:「6時間・12時間・24時間」など時間単位での予約が基本。決まった時間枠で借りるため、延長には追加料金が発生。
- カーシェア:10分単位・15分単位など短時間から利用可能。1時間未満のちょい乗りに適しています。
③ ガソリン代や清掃の取り扱い
- レンタカー:基本は満タン返しが義務。使った分のガソリン代は自己負担。車両はしっかり整備・清掃済みで貸し出されることが多いです。
- カーシェア:ガソリン代は料金に含まれており無料(車内の給油カードを使用)。ただし、利用後の清掃やマナーはユーザーに任される部分が大きく、前の人の使い方次第で車内の状態が異なることも。
④ 保険や補償の違い
- レンタカー:対人・対物・車両保険込みが基本。追加で免責補償オプション(NOC)を選べる場合が多く、万が一の事故にも比較的安心。
- カーシェア:最低限の保険は含まれているが、自己負担額が残るケースも。別途オプション加入(月額や回数ごと)で免責補償が選べることもあります。
⑤ 車種のバリエーションや用途の違い
- レンタカー:ミニバン・SUV・軽自動車・トラックなど幅広い車種から用途に応じて選べるのが魅力。
- カーシェア:ステーションによって車種が限られていることも多く、希望車種が空いていないことも。選べる車種に制限がある点には注意が必要です。
このように、レンタカーとカーシェアではシステム・価格・安心感・利便性に違いがあります。
「短時間・気軽に使いたい」ならカーシェア、「1日しっかり使いたい・安心感重視」ならレンタカーというふうに、目的に合わせて選ぶのが失敗しないコツです。
1日使った場合の料金比較|実際の費用感をチェック
レンタカーとカーシェア、どちらが安く使えるのかはやはり気になるところですよね。
ここでは、トヨタ・シエンタクラスの車を1日(24時間)利用した場合の料金イメージを比較してみましょう。
項目 | レンタカー | カーシェア |
---|---|---|
基本料金(24時間) | 約9,000円 | 約7,000円 |
距離料金 | なし(無制限) | 15円/km(例:100kmで+1,500円) |
合計(100km走行時) | 約9,000円 | 約8,500円 |
このように近距離利用(~50km程度)であればカーシェアの方が安く済むことが多いですが、長距離になると距離料金が加算されるため、レンタカーの方がお得になるケースも多いです。

保険・ガソリン代の違いも見逃せない!
実際に使ってみると、「保険内容」や「ガソリン代の扱い」もかなり重要だと感じました。
保険・補償の内容比較
- レンタカー:基本プランに対人・対物・車両保険込み。さらに免責補償(NOC)オプションで自己負担を減らせます(+1,000〜1,500円/日)。安心感を重視したい方に向いています。
- カーシェア:最低限の保険はついていますが、事故時の自己負担(免責)が残ることも。
サービスによっては月額免責補償プランや1回ごとのオプションでカバー可能です。
ガソリン代の扱い
- レンタカー:満タン返しが原則。給油した分はすべて自己負担となります。
- カーシェア:ガソリン代込み。車に備え付けのカードで給油でき、費用は不要です。
私がタイムズカーを使ったときも、車内にカードが備えられていて、そのカードで給油する仕組みでした。
ちなみにタイムズカーでは洗車すると利用料金が割引されるという特典もあり、使い方次第でお得感が増します。
ただし、レンタカー・カーシェア共通で言えるのは「自分の車じゃないから、乗り心地にやや緊張する」という点。
これは実際に両方使ってみた私自身が感じた正直な感想です。
こんな人にはレンタカーがおすすめ!
では実際に、どんなシーンや人がレンタカーに向いているのかを見ていきましょう。
✔ 長距離・長時間の移動を予定している人
たとえば1日で100km以上のドライブをするような場合、カーシェアでは距離料金が加算されてしまいます。
レンタカーなら距離無制限・ガソリン代だけで済むので、走れば走るほど割安になります。
✔ 家族旅行や帰省など、大人数で移動したい人
チャイルドシートやジュニアシートなどのオプションを付けられるのもレンタカーの強み。
荷物が多い家族旅行や親戚の送迎など、大人数で移動するならレンタカー一択です。
✔ 自分のペースでゆったり移動したい人
「時間を気にせず自由に動きたい」「返却時間ギリギリを気にしたくない」…そんな方にもおすすめ。
万が一延長になっても、延長対応やカスタマーサポートが手厚いのがレンタカーの安心ポイントです。
✔ 特定の車種やグレードを選びたい人
カーシェアだと「空いている車に乗る」というスタイルですが、レンタカーならSUV・ミニバン・軽自動車など選べる車種が豊富。
「この車を試してみたい」という希望がある方にはピッタリです。
▼以下のレンタカーサービスは、手軽さ・価格・サポートのバランスが良く、初心者にもおすすめです。
- スカイチケットレンタカー
全国のレンタカー会社を一括で比較・予約できる便利な比較サイト。
TOYOTAレンタリース、ニッポンレンタカー、オリックスなどの大手から地域密着型の業者まで網羅。
早期予約で割引・ポイント還元があるプランもあり、旅行や帰省前に安く予約したい方に最適です。
クチコミや車両タイプの条件絞り込みも簡単で、とにかく「失敗したくない」人におすすめ。 - Uqey(ユーキー)
鍵の受け渡しがすべて非対面で完結する次世代レンタカーサービス。
利用者はアプリで予約・決済し、車の近くに行くとスマホでドアの開閉・出発が可能。
店舗に行かずにすぐ借りられるので、忙しい日程でもスムーズに乗り出せます。
さらに「ガソリン満タン返し不要プラン」がある車両もあり、手間が減って安心。
ちょっと新しいレンタカー体験をしたい方にも好評です。
こんな人にはカーシェアがおすすめ!
一方で、カーシェアは気軽に使いたい派にとって非常に便利なサービスです。特に以下のようなニーズがある方にはおすすめです。
✔ 買い物や通院など、短時間だけ使いたい人
「ホームセンターで家具を買いたい」「動物病院へ連れていきたい」など、数時間だけ車を使いたい場面ってありますよね。
そんなときカーシェアなら15分単位で借りられ、短時間のちょい乗りでも割高になりません。
✔ 車を持たずに生活している人
普段は自転車や公共交通機関で生活しているけど、「たまに車があると便利」という人にはカーシェアが最適です。
駅前やマンション駐車場など、近所のステーションからすぐ使えるのも魅力。
✔ 深夜・早朝など、時間を気にせず利用したい人
カーシェアの多くは24時間無人対応。
「夜中に空港に送迎」「早朝のゴルフ出発」など、営業時間外でも車を使いたい場面で非常に便利です。
✔ スマホ操作で完結したい人
登録から予約、解錠・返却まですべてスマホで完結。
人と話すことなくスムーズに使えるので、手軽さ・スピード重視派にはうってつけです。
✔ ガソリン代を気にしたくない人
カーシェアはガソリン代込みが基本。
車内のカードを使って給油すれば自己負担はゼロ、満タン返し不要で手間もかかりません。
私自身もタイムズカーを利用していたとき、給油カードでガソリン代を気にせず使えたのがとても助かりました。洗車で割引があったのも嬉しかったですね。
▼カーシェアを試すなら、以下のサービスが使いやすくておすすめです。
- 【超快適】カーシェア「EARTHCAR」
高級感のある車両ラインナップが人気のカーシェアサービス。
ベンツ・アウディなどの輸入車や静音性の高いEV車も選べるため、「乗り心地にこだわりたい人」にぴったり。
非対面での利用、アプリだけで完結、距離料金はわかりやすい定額制で安心。
初回登録で利用割引クーポンが配布されるキャンペーンも実施されていることがあります。 - 楽天カーシェア
楽天会員であれば登録無料&楽天ポイントが貯まる・使えるカーシェア。
駅近や商業施設近くに多くのステーションがあり、生活圏内で使いやすいのが特長です。
初回登録キャンペーンで楽天ポイント1,000円分プレゼントなどもあり、気軽に始めやすいのが魅力。
楽天モバイル・楽天カードとの連携特典があることもあるので要チェック。

まとめ|1日だけ車を借りたいなら、目的と距離で使い分けよう
レンタカーとカーシェア、どちらにもメリットとデメリットがあり、「どちらが正解か?」は使う人やシーンによって異なります。
私自身、愛車のフィールダーが故障したときにカーシェアを利用して助けられた経験がありますが、旅行や長距離移動ではレンタカーを選びたくなります。
▼こんな方にはレンタカーがおすすめ
- 朝から夜まで長時間しっかり使う予定がある
- 走行距離が100km以上になりそう
- 家族旅行や帰省で荷物や人数が多い
- 車種や装備(チャイルドシート等)を選びたい
▼こんな方にはカーシェアがおすすめ
- ちょっとした買い物や送迎などの短時間利用
- 駅近・マンション駐車場などにステーションがある
- 深夜・早朝など自由な時間帯に使いたい
- スマホで手軽に完結したい
- ガソリン代込み・満タン返し不要の気軽さが欲しい
▼費用面でのざっくり比較
- レンタカー:24時間あたり約9,000円。距離料金なし。
- カーシェア:基本7,000円程度+距離料金(15円/km目安)。
同じ「1日使う」でも、移動距離が短ければカーシェアが安く、長距離ならレンタカーの方が結果的にお得というパターンが多いです。
また、保険や補償、給油・返却のルールも異なるため、安心感や自由度を重視するならレンタカー、手軽さ・気軽さを重視するならカーシェアという視点で選ぶのがポイントです。
いずれにせよ、今は登録も無料でできるサービスが多いので、両方に登録しておいてシーンによって使い分けるのがいちばん効率的です。

▼今回紹介したおすすめサービスまとめ
- スカイチケットレンタカー:最安値比較に便利。安心の大手提携多数
- Uqey(ユーキー):非対面・即時利用が可能な次世代型レンタカー
- EARTHCAR:高級感のある車両ラインナップが魅力のカーシェア
- 楽天カーシェア:楽天ポイント派の人におすすめ。身近で使えるステーション多数
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