近畿「道の駅」スタンプラリー第13弾|兵庫・岡山寄りの8駅をめぐるドライブ旅

2025年8月、近畿「道の駅」スタンプラリーもいよいよ第13弾。今回は兵庫県の西端、岡山寄りに点在する道の駅を1日で8か所巡ってきました。

3連休の中日とあって、どの駅も観光客で大賑わい。人の多さに驚きながらも、地元ならではのグルメや景観、寄り道スポットに癒される、実りある旅となりました。

今回の走行距離は426km、平均燃費は23.3km/Lと、愛車シエンタも大活躍。兵庫県内のスタンプはついに32駅に達し、残すは淡路島エリアのみとなりました。

湖の景色

1. 道の駅みつ|瀬戸内海を望む絶景と海の恵みがそろう駅

「道の駅みつ」は、兵庫県たつの市の国道250号沿いにある、海沿いの景観が美しい道の駅です。屋上の展望デッキからは瀬戸内海が一望でき、夕日の絶景スポットとしても知られています。

館内には地元の魚介類を扱う鮮魚コーナー、地場野菜の直売所、加工食品やスイーツを扱う売店などがあり、施設全体が明るく開放的な印象。バリアフリー対応のトイレや足湯スペースも整備されており、観光客だけでなく地元の方にも親しまれています。

道の駅みつの外観

名物は「カキコロバーガー」。播磨灘産の牡蠣を使用したクリーミーなコロッケをバンズで挟んだ一品で、冬場は特に人気です。また、「トマトソフトクリーム」もこの駅ならではのユニークなメニューとして注目されています。

今回は「はりまの塩大福」「そうめん最中」「大黒餅」といった和スイーツを購入。甘さ控えめで、素材の風味が感じられる味わいが印象的でした。

和菓子3種類(塩大福、そうめん最中、大黒餅)

ただし、出発前にサービスエリアでハンバーガーを食べてしまったため、目当てだった「カキコロバーガー」は断念。さらに、トマトソフトを楽しみにしていたのですが、売り場が見つからず未購入。これらは次回の訪問時にリベンジしたいと思います。

2. 道の駅あいおい白龍城|温泉と異国情緒が融合した観光拠点

「道の駅あいおい白龍城(ぺーろんじょう)」は、兵庫県相生市の国道250号沿いにある、珍しい中華風建築が印象的な道の駅です。相生湾のそばに建ち、地域のシンボルである「ペーロン競漕」の文化が色濃く反映されています。

施設内には、入浴施設「ペーロン温泉」をはじめ、海産物や土産物を販売する売店、観光案内所、レストランが併設されています。ドライブの途中に温泉でリフレッシュできる駅は珍しく、観光拠点としても高い人気を誇ります。

道の駅あいおい白龍城外観

訪問時には偶然にも、地元のペーロン舟の練習が行われており、威勢の良い掛け声とともに進む舟の姿を間近で見ることができました。こうした“ご当地の空気感”が味わえる瞬間も、この道の駅の魅力の一つです。

ペーロンの練習風景

今回購入したのは「塩ソフトクリーム」。ほんのり塩気がきいた滑らかな口あたりで、蒸し暑い日でもさっぱりと食べられる味でした。甘さが控えめなので、どなたでも食べやすく、リピートしたくなる一品です。

塩ソフトクリーム

建物全体の雰囲気や湾岸沿いの景観も含めて、旅情をたっぷり味わえる駅。スタンプラリーの立ち寄りだけでなく、ゆっくり滞在したくなる場所でした。

3. 道の駅しんぐう|揖保乃糸のふるさとで味わう素朴な魅力

「道の駅しんぐう」は、兵庫県たつの市新宮町に位置する、比較的コンパクトながらも地域の特色がしっかり感じられる道の駅です。近くには「揖保乃糸 資料館 そうめんの里」があり、播州地域のそうめん文化と深いつながりがあります。

駅の建物はシンプルで素朴なつくり。地元の農産物や加工食品が並び、特にそうめん関連の商品が充実しているのが印象的でした。また、昔ながらの手づくりおやつや和菓子も多く、懐かしさを感じる売り場構成です。

 道の駅しんぐう外観

この日購入したのは「餅どら」。しっとりとしたどら焼きの皮の中に、柔らかいお餅とあんこがたっぷり入っていて、食べごたえのある一品でした。甘さは控えめで、お茶との相性もぴったり。素朴だけど心に残る味でした。

餅どら

道の駅から車で数分の場所には「揖保乃糸の里」があり、寄り道がてら立ち寄ってみました。名物の流しそうめん体験は大行列で断念したものの、試食コーナーで何種類かのそうめんを味わうことができ、涼やかな時間を過ごせました。

そうめんの里外観

しんぐうの道の駅は、派手さはないけれど、地域の日常に溶け込んだようなあたたかさがあります。観光地というより、“暮らしに寄り添う駅”といった印象でした。

4. 道の駅宿場町ひらふく|因幡街道の面影を残す歴史ある町の駅

「道の駅宿場町ひらふく」は、兵庫県佐用町に位置し、かつての因幡街道の宿場町「平福宿」の一角に設けられた駅です。江戸時代の風情が残る白壁や格子窓の町並みを再現した建物が特徴で、旅人を歴史ロマンに誘います。

道の駅宿場町ひらふく外観

施設はコンパクトながらも、地元の特産品や加工食品が整然と並んでおり、観光客だけでなく地元の方にも親しまれています。駅前の広場ではイベントが開催されることもあり、地域の文化発信拠点にもなっています。

ここで味わったのは、ご当地グルメ「ホルモン焼きうどん」。甘辛く味付けされたホルモンと、太めのうどんがしっかり絡み合い、濃厚でパンチのある味わい。食べごたえも抜群で、がっつり派にはたまらない一品です。

ホルモンうどんとコロッケ

もう一つの目玉は「鹿肉コロッケ」。ジビエと聞くとクセがある印象を抱きがちですが、このコロッケはまったくクセを感じさせず、むしろホクホクのじゃがいもと絶妙にマッチ。外はカリッと、中はふんわりでとても美味しくいただけました。

歴史情緒あふれる街並みと、地元食材を生かしたグルメが融合した道の駅。観光と食を同時に楽しめるこの駅は、時間をかけてじっくり味わいたい場所のひとつです。

5. 道の駅ちくさ|川遊びとキャンプが楽しめるアウトドア派の拠点

「道の駅ちくさ」は、兵庫県宍粟市の国道429号沿い、千種川の流れに沿って位置する自然豊かな道の駅です。川遊びやキャンプを楽しめるスポットとして知られており、夏場は多くの家族連れやアウトドア好きで賑わいます。

道の駅ちくさ外観

周囲は山と川に囲まれ、駅のすぐ横を流れる川では子どもたちが水遊びをしている姿が見られます。施設は比較的小規模ながら、木の温もりを感じる建物が特徴で、地元野菜や手づくり加工品など素朴な商品が並びます。

この日は3連休の中日とあって、駐車場はすでに満車に近く、川辺では多くの家族がテントを張って楽しんでいました。人の多さと暑さもあり、今回はスタンプだけ押してすぐに出発しましたが、雰囲気の良さはしっかりと感じ取れました。

落ち着いた時期に再訪し、川辺でのんびりランチをしたり、周辺を散策したりしてみたい――そう思わせてくれる駅です。キャンプや自然遊びが目的の方にとっては、拠点として非常に魅力的なスポットだと感じました。

6. 道の駅みなみ波賀|りんごの名産地で味わう季節のソフト

「道の駅みなみ波賀」は、兵庫県宍粟市の国道29号線沿いにある自然豊かな道の駅です。周辺はりんごやブルーベリーなどの果樹園が広がり、四季折々の味覚と景色が楽しめるエリアとして人気があります。

施設は木をふんだんに使った温もりある建物で、地元農産物や林産物の加工品、特産フルーツを使ったスイーツが豊富に並びます。自然との調和を感じさせる雰囲気が、訪れる人にほっとするひとときを与えてくれます。

道の駅みなみ波賀外観

今回の旅で最も印象に残ったのが、ここでいただいた2種のソフトクリーム。まずは名物の「りんごソフトクリーム」。りんごの爽やかな香りと自然な甘みが口いっぱいに広がり、果実感がしっかり感じられる逸品でした。

りんごソフトクリームとブルーベリーソフトクリーム

さらに、季節限定で提供されていた「ブルーベリーソフトクリーム」もいただきました。こちらは少し酸味のきいた濃厚な味わいで、りんごとはまた違った美味しさ。どちらも手づくり感があり、リピートしたくなる味でした。

木陰のベンチでソフトを食べながら休憩していると、山からの風が涼しく、夏の暑さを忘れるような時間を過ごせました。グルメと自然が両立する、まさに“癒しの駅”という印象です。

7. 道の駅播磨いちのみや|但馬への玄関口として賑わう交通の要所

「道の駅播磨いちのみや」は、兵庫県宍粟市一宮町にある、国道29号線沿いの道の駅です。姫路方面と鳥取方面を結ぶ主要道路の中間地点に位置しており、観光客・ビジネスドライバー問わず、多くの人が立ち寄る交通の要所です。

施設は大型駐車場を備え、建物も比較的大きく、農産物直売所・食堂・観光情報コーナーなどが揃っています。地元特産のもち麦や、宍粟市産のお米を使った加工品、山菜・乾物類なども人気があります。

道の駅播磨いちのみや外観

この日は3連休の中日だったこともあり、駐車場は混雑のピーク。到着した時点で駐車スペースを探す車が行列をなしており、車を停めるだけでも一苦労でした。建物の中も人が多く、残念ながらゆっくり見て回る時間は確保できませんでした。

とりあえずスタンプを押し、次の目的地へと早々に出発することに。平日や午前中ならもう少しゆったりと施設を楽しめたのではないかと思います。

観光ルートの中継点として非常に便利な立地であることは間違いなく、今度は空いている時間帯に再訪して、食堂や売店をじっくり回ってみたいと思わせる駅でした。

8. 道の駅はが|自然の静けさと木のぬくもりに包まれる癒しの駅

「道の駅はが」は、兵庫県宍粟市波賀町の国道29号沿いに位置し、山々に囲まれた静かな環境の中に佇む道の駅です。近隣には「原不動滝」や「音水湖」などの観光スポットがあり、自然と調和した立地が特徴です。

施設は木造のぬくもりが感じられる落ち着いた造りで、売店には地元産のリンゴや山菜、手づくり味噌や乾物など、素朴ながらも地域の魅力が詰まった商品が並んでいます。人の多い駅が続いた中で、ここは比較的静かで、ホッとひと息つける空間でした。

道の駅はが外観

名物の「りんごソフトクリーム」が有名ですが、今回はすぐ手前の「みなみ波賀」で同じソフトをいただいたばかりだったため、購入は見送りに。それでも、ソフト売場の周囲には行列ができており、人気の高さがうかがえました。

駅のすぐ裏手には川が流れ、せせらぎの音が心地よく響いており、トイレ休憩や気分転換にも最適な場所です。派手さはないものの、“自然とともにある道の駅”として、旅の最後にふさわしい静かな締めくくりとなりました。

寄り道スポット|原不動滝の清涼感と棚田に癒された旅の終盤

今回のスタンプラリーの締めくくりに選んだのは、道の駅はがから少し足を伸ばした先にある「原不動滝(はらふどうたき)」。環境省の「日本の滝百選」にも選ばれた名瀑で、落差88mを誇る二段滝の壮観な姿が魅力です。

入場料は200円と手頃で、整備された遊歩道を10分ほど歩くと滝の全景が見える展望デッキに到着します。滝の音と水しぶき、山間に吹く風が合わさり、まさに“天然のクーラー”のような心地よさ。夏の疲れも一気に吹き飛ぶような清涼感がありました。

原不動滝

帰り道では、近くの施設で揚げたての川魚(マス)の唐揚げを発見。川魚を食べるのは初めてでしたが、まったくクセがなく、ふっくらとした白身が香ばしい衣と絶妙にマッチ。想像以上に美味しくて驚きでした。

さらに、棚田が広がる高台にも立ち寄り、段々と連なる田んぼと背景の山々のコントラストに癒されました。日本の原風景ともいえる穏やかな景色は、にぎやかな道の駅めぐりの余韻をやさしく包んでくれるようでした。

棚田

グルメ・自然・文化をバランスよく体験できた今回の旅。スタンプだけでなく、こうした“寄り道”の時間があることで、旅の記憶はより色濃く残るのだと改めて感じました。

今回の走行記録とスタンプ進捗状況

今回の旅では、兵庫県西部を中心に8駅を巡り、総走行距離は426km、平均燃費は23.3km/Lでした。山間部のアップダウンが多いルートでしたが、愛車シエンタは快適そのもの。長距離ながらも疲れにくい走行性能に改めて助けられました。

これで兵庫県の道の駅スタンプは31駅に到達し、いよいよ残すは淡路島エリアの4駅のみ。奈良・京都・大阪に続き、兵庫県もコンプリートが目前です。

📌近畿「道の駅」スタンプラリー進捗状況(2025年8月現在)

都道府県道の駅数達成数進捗率
福井県21駅20駅95.2%
京都府18駅18駅100.0%
滋賀県20駅5駅25.0%
大阪府10駅10駅100.0%
兵庫県35駅31駅88.6%
和歌山県36駅18駅50.0%
奈良県17駅17駅100.0%

3連休の賑わいの中、グルメや自然、地元文化との出会いを楽しみながら進めた今回の道の駅めぐり。単なるスタンプ収集にとどまらない“地域を知る旅”として、心に残る1日となりました。

次回は兵庫県コンプリートを目指す淡路島編を予定しています。また、並行して未踏の滋賀・和歌山エリアも少しずつ進めながら、近畿全駅制覇という大きな目標に向けて、旅を続けていきます。

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