自動車保険に入るとき、あれこれ特約をつけたくなる気持ち、よくわかります。
「とりあえず全部つけておけば安心」「補償が多い方がいいに決まってる」と思っていませんか?
私自身、シエンタに乗っていて、自動車保険を見直す中で「これいらなかったかも?」と気づいた特約がたくさんありました。
今回は「いらないかもしれない自動車保険の特約」を7つピックアップ。
保険を見直す前に、ぜひチェックしてみてください。

他車運転特約|自分の車しか運転しないなら不要

一見ありがたく見えるこの特約ですが、「自分の車しか運転しない」「人の車なんてまず乗らない」という人にとっては、まったく出番がないことも。
日常的に他人の車に乗る機会がない人は、見直してみる価値があります。

搭乗者傷害保険|人身傷害と重複しやすい

ただし、多くの自動車保険にはすでに人身傷害保険がついていて、そちらの方が治療費や休業補償など実費ベースで幅広くカバーされます。
つまり、搭乗者傷害保険は人身傷害と補償が重複しているケースが多く、優先順位は低め。
「なんとなく不安だから」という理由でつけている人は、一度補償の違いを確認して、どちらかに絞っても良いかもしれません。

ファミリーバイク特約|原付を持っていないなら無意味

家族が原付を運転中に事故を起こした場合でも、この特約があれば対人・対物の賠償責任をカバーしてくれます。
しかし、そもそも家族に原付を使う人がいない、または原付自体を所有していない家庭にとっては完全に不要な特約です。
「昔乗ってたからなんとなく残してた…」というパターンも多いので、保険更新のタイミングで見直すと保険料を抑えられるかもしれません。
自動車事故弁護士費用特約|他の保険と重複している場合も

この特約自体は非常に重要なのですが、実は火災保険や傷害保険にすでに付帯しているケースもあります。
「自動車保険にも、他の保険にも弁護士特約を付けていた…」という方は、一度補償内容を整理して、どちらか一方にまとめるのがおすすめです。

ロードサービス特約|クレカやJAFで代用できるかも

内容としては安心感があるのですが、実はJAF会員や一部のクレジットカードにも同等のサービスが付帯されていることがあります。
たとえば、あるカードでは「レッカー移動10kmまで無料」「キー閉じ込み対応」「ガス欠対応」などが自動付帯されていることも。

個人賠償責任特約|他の保険でカバーされていることも

とても便利な補償なのですが、実は火災保険やクレジットカード付帯保険ですでに加入しているケースも少なくありません。
また、家族の誰か1人が個人賠償責任特約に加入していれば、同居の家族全員をカバーできる保険も多いです。

契約自動車の入替自動補償特約|頻繁に車を買い替えないなら不要

「うっかり保険の切り替えを忘れていた…」というときにも安心ですが、車の買い替えを数年に一度しかしない人にとっては、出番がないまま終わることがほとんど。
しかも、買い替え時はディーラーで新しい保険の手続きが一緒に進むことも多いため、「そもそもこの特約、使ったことないかも…」という声もあります。
▶︎ 車検のタイミングと一緒に保険も見直すのがおすすめです。

まとめ|“なんとなく加入”をやめると、保険はもっとシンプルになる

自動車保険は万が一に備える大切なもの。だからこそ、つけられる特約は全部つけておこう…と思ってしまいがちです。
でも実際は、「使ったことがない」「他の保険と重複していた」そんな特約も少なくありません。
いらないかもしれない特約を見直すことで、年間数千円〜数万円の節約になるケースもあります。
保険は“たくさん付けて安心”ではなく、“自分に合った補償で身軽に守る”という考え方も大切です。
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