車検が近づくたびに、「いつ予約するのが正解なんやろ?」「混む時期は避けたいけど、安い時期って本当にあるん?」と毎回同じことで悩んでいませんか?
ネットで調べると、「6月や7月は空いている」「2〜3月は混むから避けた方がいい」といった情報は山ほど出てきます。でも、よく考えると違和感を覚える人も多いはずです。
実際のところ、車検は好きな月を選んで受けられるものではありません。受けられる期間は制度で決まっていて、その中で予約を取るしかないのが現実です。
さらに、いざ予約しようとすると「希望の日時が埋まっている」「代車が出ない」「見積もりを取るだけで何件も調べる羽目になる」と、思っていた以上に手間がかかることも少なくありません。
この記事では、車検の時期についてよくある勘違いを整理しながら、混みやすい時期・落ち着きやすい時期が実際にはどう影響するのかを現実ベースで解説します。
そのうえで、予約で失敗しにくくするための考え方もまとめていきます。

車検が混雑しやすい時期

車検の予約が取りづらくなるかどうかは、個人の行動よりも「時期の重なり方」に大きく左右されます。
その中でも、毎年ほぼ確実に混雑が起きるのが2月から3月にかけての時期です。
2月・3月に車検が集中する理由
日本では年度末である3月に新車登録が増える傾向があり、その結果として、初回車検(登録から3年後)や継続車検(以降2年ごと)の満了時期も同じ月に重なりやすくなります。
この仕組みは毎年繰り返されるため「たまたま今年だけ混んでいる」という話ではありません。
個人のマイカーだけでなく、社用車や営業車など法人名義の車両も同時期に車検を迎えるため、整備工場や車検ラインへの需要が一気に高まります。
混雑期に起きやすい現実
2〜3月に車検を迎える場合、実際には次のような状況に直面することが少なくありません。
また、予約が取れたとしても、混雑によって作業日数が通常より長くなることもあります。これは整備士の人数や検査ラインの数に物理的な限界があるためで、利用者側の工夫だけで解消できる問題ではありません。
その結果「まだ期間があるから大丈夫だろう」と考えて動き出しが遅れると、選べる選択肢が一気に減ってしまうのが、この時期の特徴です。
比較的落ち着きやすい時期はある

車検には明確に「混雑する時期」がある一方で、年間を通して見ると、相対的に予約が分散しやすい時期が存在するのも事実です。
6月・7月・11月は分散しやすい傾向
2〜3月の年度末に車検が集中したあとは、その反動として需要が分散しやすくなります。
この傾向は、特定のキャンペーンや店舗の事情によるものではなく、車検満了月の分布が年度末から徐々にばらけていく構造によるものです。
その結果、予約枠に余裕が出やすく、希望日程を選びやすくなるケースがあります。
ただし「時期を選んで受けられる」わけではない
ここで勘違いされやすいのが「6月や7月が空いているなら、その時期を狙えばいい」という考え方です。
つまり、6月や7月が比較的落ち着いているという話は「その時期に車検期間が重なっている人にとっては有利になりやすい」という意味に過ぎません。 混雑しにくい傾向があるだけで、誰でもその時期に車検をずらせるわけではないのです。
この前提を理解せずに「狙い目の時期」という言葉だけを信じてしまうと、実際の予約段階で違和感や不満を感じやすくなります。
重要なのは、時期そのものではなく、自分の車検期間がいつ始まるのかを正しく把握することです。

車検を受けられる期間は制度で決まっている

車検の時期について混乱が生まれやすい原因のひとつが、「いつでも受けられるもの」という誤解です。
実際には、車検を受けられる期間は法律と制度によって明確に定められており、個人の都合で自由に前後させることはできません。
車検は満了日の2か月前からしか受けられない
自家用乗用車の場合、車検を受けられるのは有効期間満了日の2か月前から満了日までと決められています。それより前に「今は空いていそうだから」「都合がいいから」という理由で車検を受けることはできません。
混雑しやすい2〜3月に車検期間が重なっている人は、その時期に動かざるを得ませんし、比較的落ち着いた月に当たっている人は結果的に予約が取りやすくなる、という違いが生まれます。
早く受けても次回満了日は短くならない
一方で、車検期間に入ってすぐ受けること自体にデメリットはありません。 制度上、満了日の2か月前から満了日までの間に車検を受けた場合、次回の車検満了日は元の満了日を基準に計算されます。
つまり「早めに受けると次の車検が早く来てしまう」という心配は不要です。 むしろ、期間の後半になるほど混雑や予約制限の影響を受けやすくなるため、選択肢が多いうちに動く方が現実的と言えます。
この制度を理解しているかどうかで、車検予約の考え方は大きく変わります。 重要なのは、時期を狙うことではなく、自分の車検期間が始まったタイミングを逃さず行動できるかどうかです。

車検費用の仕組みを整理

車検の時期を考えるうえで、多くの人がもうひとつ気になるのが「いつ受けると安いのか?」という点です。
ただし、車検費用はすべてが時期によって変わるわけではありません。 ここを整理しておかないと「安い時期を狙う」という誤解が生まれやすくなります。
時期に関係なく一定の法定費用
具体的には、自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料といった費用がこれに当たります。
これらは車種や年式、重量などの条件によって決まるものであり「何月に受けたか」「混んでいる時期かどうか」といった要素は一切関係ありません。
そのため、法定費用については、安い時期を探しても差が出ないというのが事実です。
店舗ごとに差が出る整備費用
一方で、車検費用の中で差が出やすいのが、点検整備に関わる費用です。
また、時期によっては各店舗が独自に割引や特典を設けている場合もあります。ただし、これはあくまで店舗単位の取り組みであり「この月は全国的に安くなる」と言い切れる公的なデータは存在しません。
つまり、車検費用について言えるのは「法定費用はいつ受けても同じ」「差が出る可能性があるのは店舗ごとの整備費用」 という点までです。
安さだけを基準に時期を考えるよりも、どの店舗に依頼するかを見極める方が現実的と言えます。

重要なのは「時期」ではなく「動き出すタイミング」

ここまで整理してきた通り、車検は空いている時期や安い時期を自由に選べるものではありません。
そのため、車検予約で差が出るポイントは「何月か」ではなく、「いつ動き出すか」に集約されます。
車検期間に入ったらすぐ動く必要がある理由
しかし、その間にも予約枠は少しずつ埋まっていきます。特に混雑しやすい時期に車検期間が重なっている場合、動き出しが遅れるほど選択肢は減っていきます。
実際には、受検可能期間に入った直後と、満了日が近づいたタイミングとでは、予約の取りやすさに大きな差が出ます。
日程、店舗、代車の有無といった条件を自分の希望に近い形で通したいのであれば、早めに動く以外の選択肢はありません。
選択肢が多いうちに動くメリット
早めに動く最大のメリットは、比較できる範囲が広がることです。候補となる店舗が多ければ、立地や対応日、見積もり内容を冷静に見比べる余裕が生まれます。
逆に、期間の後半になってから探し始めると「この日は埋まっている」「代車が出ない」「ここしか空いていない」 といった理由で、条件を妥協せざるを得なくなるケースが増えていきます。
車検予約で後悔しやすいのは「どこに頼むか」よりも「もっと早く動いていればよかった」と感じる場面です。
時期を考えるよりも、動き出すタイミングを逃さないことが、結果的に満足度の高い車検につながります。
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車検店舗を探す具体的な方法

車検予約でつまずきやすいのは、「どこに頼むか」を決める段階です。
制度や時期を理解していても、店舗探しに時間がかかれば、その分だけ選択肢は減っていきます。
近所の店舗を1件ずつ探す方法
この方法は確実ではありますが、空き状況や代車の有無を確認するたびに手間がかかります。
特に混雑しやすい時期では、「希望日は埋まっている」「条件が合わない」といった理由で、 何件も問い合わせを繰り返すことになりがちです。
その結果、時間切れで条件を妥協して予約してしまうケースも少なくありません。
車検対応店舗を一覧から探す方法
この方法であれば、最初から候補を整理した状態で検討を進めることができます。
例えば楽天車検では、 エリアや車種条件から車検に対応している店舗を探し、 店舗ごとの基本料金や情報を確認したうえで見積もり予約を行うことができます。
一括見積のようにすべての条件が完全に横並びになる仕組みではありませんが「対応店舗を探す」「候補を絞る」という点では、 1件ずつ調べるよりも手間を減らしやすい方法です。

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車検予約時に注意しておきたい点

車検の予約は、日程さえ押さえられれば終わりというわけではありません。
実際には、予約段階と入庫後で内容が変わるケースもあり、事前に知っておかないと「思っていたのと違った」と感じやすい部分があります。
表示されている金額が最終金額とは限らない
車検の予約時に確認できる金額は、多くの場合、基本点検料や参考価格をもとにしたものです。実際の支払額は、入庫後の点検結果によって確定します。
点検の結果、部品交換や追加整備が必要と判断された場合、その分の費用が上乗せされることがあります。これは特定の店舗に限った話ではなく、車検という仕組み上、避けられない部分です。
追加整備が発生する可能性を前提に考える
車検は「検査に通すこと」が目的であり、安全基準を満たしていない箇所があれば整備が必要になります。そのため、事前見積の段階で安く見えていても、最終的に金額が変わる可能性は常にあります。
大切なのは、追加整備が発生した際に、内容や金額をきちんと説明してもらえるかどうかです。不明点をそのままにせず、納得したうえで進められる店舗を選ぶことが、後悔しない車検につながります。
予約時点では価格だけで判断せず、説明の分かりやすさや対応の姿勢も含めて検討することが重要です。
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まとめ

車検について「混む時期」や「安い時期」が語られることは多いですが、 実際には、好きな時期を選んで車検を受けられるわけではありません。 車検を受けられる期間は制度で決まっており、その中で動くしかないのが現実です。
一方で、比較的落ち着きやすい時期があるのも事実ですが、 それはあくまで車検期間がたまたま重なった人にとって有利になりやすい、という程度の話です。
車検予約で差が出るポイントは「いつ受けるか」ではなく「車検期間に入ってからどれだけ早く動くか」です。 早めに動くことで、日程や条件の選択肢を多く残すことができます。
また、費用についても、法定費用は時期で変わらず、 差が出るのは店舗ごとの整備費用や対応の違いです。 店舗探しに時間をかけすぎないためにも、 対応している店舗を整理しながら検討できる方法を使うことが現実的と言えます。
車検は避けて通れない手続きだからこそ、 仕組みを正しく理解し、慌てずに準備できるかどうかが重要です。


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