車を持っている方なら一度は加入を検討したことがある「JAF(日本自動車連盟)」。
更新時期になると「保険にもロードサービスがあるし、もういらないかも」と迷う方も多いのではないでしょうか。
しかし、JAFには単なるロードサービス以上の魅力があり、旅行・キャンプ・車中泊を楽しむ方にとっては“安心を買う”存在でもあります。
本記事では、更新を迷っている方向けに、JAFのサービス内容や保険との違い、口コミをもとにしたメリット・デメリットを詳しく解説します。
JAFの更新時期と料金をおさらい

JAFの会員更新は、毎年自動的に案内が届く仕組みになっています。更新月の約2か月前に「継続手続きのお知らせ」が送られ、支払い方法によって継続時期が異なります。
更新時期の目安
- 郵送・コンビニ払いの場合:更新月の前月末までに支払い
- クレジットカード払い(自動更新)の場合:有効期限月の初旬に自動引き落とし
JAFの年会費・入会金
| 区分 | 金額(税込) |
|---|---|
| 年会費 | 4,000円 |
| 入会金(新規時のみ) | 2,000円 |
さらに、クレジットカード決済を設定しておくと、自動更新により更新忘れの心配もありません。
長期旅行や通勤・通学で車を頻繁に使う方にとっては、安心感の高い仕組みといえるでしょう。

JAFを更新するメリット

JAFを更新する最大の理由は、やはり「どんな状況でも対応してくれる安心感」です。
保険に付帯するロードサービスと比べても、JAFは対象範囲が広く、車のトラブル全般に柔軟に対応してくれます。
① ロードサービスの対応範囲が圧倒的に広い
JAFは会員であれば、運転する車種を問わず利用可能です。
自家用車はもちろん、レンタカー・友人の車・バイクでもサポート対象になります。
- バッテリー上がりの応急始動
- キー閉じ込み(インロック)の開錠
- パンク修理・スペア交換
- 燃料切れ対応(10Lまで無料)
- 雪道やぬかるみでの引き上げ
- レッカー移動(15kmまで無料)
保険のロードサービスでは10kmまで、または提携工場までと制限されることが多く、キャンプや長距離ドライブ時にはJAFの広い対応範囲が役立ちます。

② 会員優待が意外と使える
JAF会員証を提示するだけで、全国約48,000か所以上の施設で割引や特典が受けられます。
- ガソリンスタンド(ENEOSなど)での割引
- ファミレス・カフェでのドリンクサービス
- 温泉施設・宿泊施設の割引
- 遊園地・動物園・水族館などの入場料割引
実際、筆者もドライブ旅で温泉施設を利用した際にJAF優待で200円引きになり、
「こんなところでも使えるんだ」と感じた経験があります。

③ 家族も安心できるサポート
家族会員制度を利用すれば、同居家族も一律で同様のサービスを受けられます。
夫婦で車を2台所有している家庭や、お子さんが免許を取ったばかりという方にも安心です。
また、JAFアプリを使えば、スマホからワンタップでロードサービスを呼ぶことができ、
現在地のGPS情報を自動送信してスムーズに対応してもらえます。
最近ではチャット相談や救援到着までの追跡機能もあり、利便性が格段に向上しています。

保険のロードサービスとの違い

近年では自動車保険にもロードサービスが付帯しており、「JAFがなくても十分」と考える方も増えています。
しかし実際には、対応範囲・出動回数・対象車両などに大きな違いがあります。
JAFと保険ロードサービスの比較
| 項目 | JAF | 自動車保険のロードサービス |
|---|---|---|
| 対象車両 | 会員本人が運転・同乗する全車両 | 契約した車両のみ |
| 出動回数 | 無制限(何度でも利用可能) | 1契約につき回数制限あり(年1〜3回など) |
| レッカー距離 | 15kmまで無料 | 10kmまで無料が多い |
| 対応場所 | 自宅・駐車場・高速道路・山道などすべて対応 | 一部、私有地や林道は対象外 |
| バイク対応 | ◎(ロードサービス対象) | ×(非対応の保険が多い) |
保険ではカバーしにくいケースにも対応
たとえば次のようなケースでは、JAFが頼りになります。
- 自宅駐車場でのバッテリー上がり
- 雪道でタイヤが空回りして動けない
- キャンプ地でぬかるみにハマった
- 友人の車・レンタカーでのトラブル

JAFと保険を併用するとさらに安心
保険会社によっては、JAF会員割引を用意している場合もあります。
たとえばソニー損保や東京海上日動などでは、JAF会員証の提示で特典が受けられることもあるため、
契約内容を確認しておくとよいでしょう。
実際の口コミ・体験談

ここでは、実際にJAFを利用したドライバーの声をご紹介します。
更新を迷っている方にとって、リアルな体験談は一番の判断材料になるでしょう。
夜中にバッテリーが上がってしまい、保険会社のサービスに電話したところ翌朝対応とのこと。
困り果ててJAFに連絡したら、30分ほどで到着し、その場で復旧してくれました。
寒い夜だったので本当に助かりました。更新していてよかったと思える瞬間でした。
自宅駐車場でエンジンがかからず、保険会社に連絡したら「私有地は対象外」と言われてしまいました。
仕方なくJAFを呼んだところ、問題なく対応してもらえました。
自宅でも来てくれるのは本当に心強いです。
旅行先でタイヤがパンクしてしまい、スペア交換の道具もなく焦っていました。
JAFに電話すると、30分ほどでスタッフが来てくれて、すぐに交換完了。
家族も一緒だったので、安全に対応してもらえて安心でした。
このように、「対応が早い」「対応範囲が広い」という声が多く寄せられています。
特に深夜や休日でも出動してもらえる点は、他のサービスにはない安心感といえるでしょう。
また、トラブル発生時にアプリで依頼できる利便性も高評価です。
GPS情報をもとに迅速に現場へ向かってくれるため、場所の説明が苦手な方にも安心です。
JAFなら365日24時間、全国どこでもサポート!
JAFを更新すべき人/解約してもいい人

JAFは「全員が必ず必要」というわけではありません。
ライフスタイルや車の使い方によって、更新すべきかどうかが変わってきます。
JAFを更新すべき人
- 長距離ドライブや旅行が多い人
- キャンプ・車中泊を楽しむ人
- 家族や友人の車を運転する機会がある人
- バイクにも乗る人

JAFを解約してもいい人
- ほとんど車を運転しない人
- 自動車保険のサービス内容が充実している人
とはいえ、「年4,000円で安心が買える」というのは大きな魅力。
いざという時に困らないための保険として、JAFを更新しておく価値は高いでしょう。
まとめ:結局JAFは必要?

自動車保険だけではカバーしきれないトラブルにも対応してくれるため、安心感がまったく違います。
年会費4,000円で、24時間365日どこでも助けてもらえる――。
この“もしもの備え”が、ドライバーにとってどれだけ心強いかは、実際にトラブルに遭ったときに実感するはずです。
保険との併用でより強力なサポート体制を整えることができるため、
「絶対に車で困りたくない」という方は、ぜひ更新を検討してみてください。
合わせて読みたい記事
- 夏の車トラブル対策!暑さで起こる故障と予防法
- シエンタで使える車載冷蔵庫!キャンプ・防災に役立つ電源管理
- シエンタのタイヤ比較!ブリヂストン製おすすめモデルを紹介
- ふるさと納税で手に入るキャンプ用品まとめ【西伊豆編】
JAFの更新は、いざという時に自分や家族を守るための“お守り”のような存在です。
旅行やレジャーを楽しむ方はもちろん、日常的に車を使う方もこの機会に安心を見直してみてはいかがでしょうか。


コメント