ガソリン代を節約する5つの方法|今日からできるちょっとした工夫で年間数万円の差に!

保険・維持費

ガソリン価格の高騰が続き、「給油のたびに財布が痛む…」と感じている方も多いのではないでしょうか。特に通勤や買い物などで車を日常的に使っているご家庭では、その影響は無視できません。

とはいえ、車は生活に欠かせない存在。だからこそ、少しでもガソリン代を抑えるための工夫が重要です。

この記事では、今日からすぐに実践できる「ガソリン代を安くする方法」を5つご紹介します。無理のない範囲で始められる内容ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

① セルフスタンドを活用する

ガソリンスタンドには「フルサービス」と「セルフサービス」の2種類がありますが、一般的にセルフスタンドの方が1リットルあたり3〜5円ほど安い傾向にあります。これはスタッフによる給油サービスがない分、人件費や運営コストが抑えられており、その分価格に反映されているためです。

セルフスタンドでは、給油・支払い・レシートの発行などをすべて自分で行う必要がありますが、最近ではタッチパネルの操作も簡単になっており、初めての方でも戸惑わずに利用できます。支払いには現金だけでなく、クレジットカードや電子マネー、スマホ決済が使える店舗も増えています。

また、同じブランドのガソリンスタンドでも、店舗によって価格に差があることがあります。たとえば「ENEOS」や「出光」などでも、郊外のセルフ店舗の方が都心のフルサービス店より安くなる傾向があります。

特に、毎月50L以上のガソリンを給油する方であれば、セルフスタンドを利用するだけで年間数千円〜1万円以上の節約になる可能性も。安全に配慮しつつ、慣れてしまえばセルフの方が待ち時間も少なくスムーズに給油できるというメリットもあります。

② ガソリン価格の安い曜日・時間帯を狙う

ガソリン価格は実は毎日同じではなく、曜日や時間帯によって微妙に変動しています。特に週末前の木曜日〜金曜日は、需要の高まりを見越して価格が上がる傾向にあります。そのため、比較的安く給油したい場合は、月曜日〜水曜日の平日を狙うのが効果的です。

また、多くのガソリンスタンドでは、価格の更新(改定)が早朝に行われることが多く、開店直後や午前中に価格が据え置かれているケースも見られます。つまり、「水曜日の朝」は比較的ガソリンが安く買える“狙い目の時間”と言えるかもしれません。

こうした傾向は全国共通ではなく、地域や店舗によって異なるため、普段利用するスタンドの値動きを日々チェックしておくと、安いタイミングが見えてくるはずです。スマホアプリや価格比較サイトなどを活用して、周辺のスタンドの価格を見比べるのもおすすめです。

なお、週明けは仕入れ価格の影響で大きく値下がりすることもあるため、「日曜日に給油しがち」という方は、少し我慢して月曜日まで待つだけでもお得になる場合があります。

③ ポイントカード・アプリで割引を受ける

最近のガソリンスタンドでは、給油時にポイントが貯まるカードや、割引クーポンを提供するスマートフォンアプリを導入している店舗が増えています。これらを上手に活用することで、リッターあたり2〜5円程度の割引やポイント還元を受けられる場合があります。

代表的な例としては、ENEOSの「ENEOSカード」や「楽天ポイントカード」、出光の「Drive Onアプリ」などがあり、いずれも簡単な登録だけでお得な特典を受けられます。中には、特定の曜日にポイントが倍増するキャンペーンや、初回給油で即時割引が適用されるケースも。

また、アプリ限定のクーポン配信も見逃せません。「○月○日限定で5円/L引き」などのクーポンが届くことがあり、通知を見逃さないようにしておくと節約効果が高まります。

さらに、「アプリ経由でクレジットカード決済を行うと追加ポイント付与」など、組み合わせによって実質的な還元率が上がることもあります。

ただし、スタンドごとに対応アプリやカードが異なるため、よく利用するガソリンスタンドのサービス内容を事前に確認しておくことが大切です。複数のカードやアプリを登録しておき、使い分けることで、より柔軟に対応できます。

④ 燃費の良い走り方を意識する

ガソリン代の節約には、「燃費の良い運転」を日頃から意識することが大切です。たとえば、急発進・急加速は燃料を大量に消費するため、発進時はゆっくりアクセルを踏み、一定速度で走る“エコドライブ”を心がけましょう。

また、信号待ちや渋滞時の無駄なアイドリングを避けることも重要です。最近の車はアイドリングストップ機能が搭載されているものも多いため、それを活用するのもひとつの方法です。

意外と見落とされがちなのが、タイヤの空気圧です。空気圧が不足していると、転がり抵抗が増えて燃費が悪化します。月に1回程度の空気圧チェックを習慣づけましょう。

加えて、エンジンオイルの交換を怠ると燃費性能が落ちるだけでなく、エンジンへの負荷も増えるため、定期的なメンテナンスは節約と車の寿命延長の両方に役立ちます。

運転初心者の方や、車の維持費が気になる方は、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。

【実測あり】シエンタの燃費まとめ|街乗り・高速別に紹介

車の維持費・メンテナンスにかかる費用を初心者向けに解説

⑤ カーシェアや電動自転車の活用も検討

ガソリン代を根本的に見直すには、「そもそも車を所有する必要があるか?」という視点も大切です。日常的に車を使う頻度が少ない方や、通勤・買い物程度の短距離移動がメインの方であれば、マイカーを手放し、カーシェアや電動自転車を活用するという選択肢も現実的です。

たとえば、カーシェアリングサービスなら使った時間や距離に応じて料金が決まり、駐車場代・車検・保険料・メンテナンス費などの固定費が不要になります。月に数回しか乗らない方にとっては、トータルで見ると所有よりも大幅に安くなるケースもあります。

また、電動アシスト自転車を活用すれば、近所の買い物や駅までの移動もスムーズになり、運動不足解消やエコにもつながります。初期投資はありますが、ガソリン代が一切かからないのは大きなメリットです。

特に都市部では、「車は必要なときだけ使う」というライフスタイルが浸透しつつあり、若い世代を中心に車離れの傾向が進んでいます。所有からシェアへという価値観の変化は、今後ますます広がっていくでしょう。

ライフスタイルに合った移動手段を選ぶことで、ガソリン代だけでなく、車にかかる全体のコストを見直すきっかけにもなります。

このテーマに関連する詳しい内容は、以下の記事でも解説しています。

若者の車離れは本当か?所有から利用へ変化する価値観とは

まとめ:日々の工夫でガソリン代は抑えられる

ガソリン代の節約は、一度に劇的に減らすのではなく、日々の小さな工夫を積み重ねることが鍵です。セルフスタンドの活用、アプリやポイントカードによる割引、そして燃費を意識した丁寧な運転。どれも今すぐ始められる内容ばかりです。

また、将来的なガソリン価格にも注目が必要です。たとえば、ガソリン税(暫定税率)の見直しや廃止が議論されており、実現すれば価格に大きな影響を与える可能性があります。

さらに、高速道路をよく利用する方であれば、ETC割引の仕組みや高速道路での燃費効率を活かすことで、長距離移動時のコストも抑えられるでしょう。

生活スタイルや車の使い方に合わせた方法を見つけ、ムリなく続けることが何よりも大切です。無理のない節約を続けることで、年間数千円〜数万円の差につながるかもしれません。

ガソリン代の負担を少しでも軽くするために、できることから一歩ずつ始めてみましょう。

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